ギアレビュー

2024-03-30 16:19:00

メレル『AGILITY PEAK 5』 シューズレビュー

昨日の午後から気温が上がり一気に春が近づきました。
そんな気持ちの良い気候の中、昨日の豪雨の痕が残るホームコース武田の杜をMERRELL AGILITYPEAK5を履いて走りました。

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そうです、シューズインプレッション第2弾は2023年秋冬シーズンから登場したMERRELL AGILTY PEAK5となります。

MERRELLのラインナップではソールユニットが1番厚くSKY FIREやLONG SKYとは一線を置くモデルとなってます。

 

丁度道がまっすぐでMERRELLの試し履きをお借りしてしっかり試すことが出来ました。
(2024/3/30-4/1の期間開催していました)

僕もお店の中で足入れをしただけで今回履いて走ったのは初めて。
当初世間の噂では「クッションが硬め」と多く聞きました。
確かにお店の新品を足入れするとそんな印象は受けます。

ただイメージが変わったのは試し履きシューズを履いた瞬間でした。
良い弾力を感じまったく硬くなかったのです。


個人的に感じることですが、シューズは足入れ時と実際履いて走って距離や時間を重ねると印象が変化する物が多くあると感じます。
今回も試し履きシューズという人が履いてシューズが馴染んだ状態の物なのでおそらくそれが原因なのかなと思います。

それがいいのかよ?

悪いのかよ?

僕的には凄く良かったです。

フワフワではなく弾力という言葉が合いそうなクッショニング。
そして、ソールユニットが厚い割にはフロント部が屈曲するので登りも本当に走りやすい。

 

さらに、今回1番の衝撃はアウトソールのグリップ力

いやー、これは凄い。

いや凄いに決まってるよね、だってVibram MEGAGRIPを搭載してるのだから。

でもMEGAGRIP搭載のシューズは僕もひたすら履いてきましたがこのAGILITY PEAK5はちょっと違う。

何が違う?

アウトソールのパターン?

コンパウンドの配合?

答えは・・・

「分からない」です笑

 

本日の武田の杜のコンディションは、先ほどもお伝えしましたが雨により水分を含む場所もありシューズを試すには持ってこいの状況ですが、武田の杜内で自分的シューズのグリップ力を試す区間というのがあります笑

その区間を、おそらく歴代1位ではないかというぐらいバリバリの安定感で通過することが出来ました。

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今回は約20kほどのトレイルで履いたので距離や時間が延びた時にどうなの?ってところは確かにあります。

アウトソールのグリップ力は変わらないとしてクッションの弾力性、そして個人的には両足の小指が当たるかな、、、どうかな、、気のせいかな、、ってレベルですが少し気になります。

 

ちなみにシューズのラストは凄く広いものではないけどまったくタイトではないです。

サイズ感はいつも通りの26cmでした。

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あとは最後のシューレースホールの位置を少し手前にしてもらいたいかなと。

今の位置だとキツく締める方には足首前が窮屈に感じるかもしれません。

 

いずれにせよ、トータル的にはグリップ力を筆頭に素晴らしいシューズだという印象です!

 

道がまっすぐでは、メンズモデル、ウィメンズモデル共に販売しています。
今回実際に走ってみた経験で、より実践的なアドバイスができるかな?と思いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

オンラインストアでも販売中です。
ご希望の方は下記よりどうぞ。

 

2024-03-15 17:28:00

ALTRA 『TIMP5』 シューズレビュー

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初のレビューは2024年大注目のALTRA TIMP5から始めたいと思います。


これまでのTIMP

見た目もその存在感も注目を集めた初代TIMP。 お店的にも個人的にも期待感満載で迎えたのを思い出します。

初代TIMP、TIMP1.5はクッションもよくフロントも広めの設計、デザインもかなりカッコよく多くの方が履かれたと思います。
僕も何足か履きましたが難点がアッパーとソールの繋ぎ目の弱さでした。
履いたTIMPはいずれも同じ箇所が破れてあの世へ旅立ちました。

それでも多くのファンがいるTIMPはバージョン2.0の期待が高まります。
そして登場したTIMP2は、、、

最早国籍が違う外国人ぐらい別物となって登場しました。

えっ?となってしまうくらいタイトなサイズ感になってしまったのです。

道がまっすぐ大常連の1人も足を入れ込むことも出来ないくらいタイトになり泣き崩れたあの姿は忘れません。

どうしたTIMP!?どうしたALTRA!?

世間のALTRAそしてTIMPユーザーは叫んだことでしょう。

一瞬ALTRAが迷子になったようなこの出来事。
でも僕はネガティブな印象は持ちませんでした。 なぜなら足型というのはそれぞれだからです。

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(実際に履いてたTIMP2 こんなにドロドロになるまでお世話になりました)

広いトゥボックス=ALTRAでは無くて、どんな足型でも選択肢があるブランド=ALTRAに変化した瞬間だと感じました。

後に登場するTIMP3もTIMP2を受け継いだタイトな作り。
ALTRAが着地点を決めたのだと確信しました。

そしてTIMP4の登場。 人の確信なんて当てになりません。
ALTRAの着地点もナイアガラの滝でそのまま流れて何処かに行ってしまったのでしょう。
TIMP4は初代TIMPともTIMP2とも違う新たなTIMPに生まれ変わったのです。
TIMP2やTIMP3の尖った特徴とは別に言ってしまえば万人受けするサイズ感となりました。
道がまっすぐの大常連の1人が足が入るようになり、いい意味で泣き崩れたあの姿を忘れません。

以上TIMPヒストリーを終わります。


新しくなったTIMP5

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そして本題のTIMP5。
もうこれはTIMP4を履いた時に皆で話したことが実現した感じでした。
TIMPもメガグリップにすればいいのに。 結構思った方は多かったのではないでしょうか?
1番のアップデートとなるアウトソールをマックストラックからメガグリップに変更し見事にこの要望に応えてくれました。

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気になるサイズ感はTIMP4と変わらない印象ですが足を入れた多くの方がTIMP5の方が少し締まりしっかりしたかなと感じてます。
サイズをアップする必要はないけど細かい当たりや軽い圧迫があるようです。
アッパーの素材は一緒(メッシュのパターンは変わります)なのでシューズ自体の全体的な作りの差がひとつ、そしてシュータンがTIMP5の方が厚くなったこと、シューレースの始まりがTIMP5の位置が高くなっていることなどが干渉しているのかなと思います。
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ただTIMP4の要素をあまり変えたくないというメッセージもなんとなく感じます。
ローンピークもそうでしたが、いやいやそれいらないよねという排水口を無くしてくれたのでミッドソール周りの耐久性は間違いなく上がってます。

TIMP5を履いて悪路な武田の杜を走りました。
(1番上の画像はその時のものです)

悪路過ぎてちょっと評価が難しかったですが個人的に履き慣れてる感じを持たせてくれてまったく違和感無く走れました。
ここからTIMP5を皆さんが履き始めどんな印象を持たれるか非常に楽しみです。

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道がまっすぐのオンラインストアでも販売中です。

ALTRA / TIMP5

【金額】¥22,000-(税込)
【仕様】
・重量: 277g(Mens US10.5 / 28.5cm)  
・ミッドソール:Altra EGO™ MAX
・アウトソール:Vibram® Megagrip
・クッション:HIGH
・スタックハイト:29mm ・アッパー: Quick-Dry Air Mesh
【カラー】ライム

ご購入はこちらからよろしくお願いします。
https://michigamassugu.com/items/65e8585a51afd10d4ab10019

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