ギアレビュー
ALTRA 『TIMP5』 シューズレビュー
初のレビューは2024年大注目のALTRA TIMP5から始めたいと思います。
これまでのTIMP
見た目もその存在感も注目を集めた初代TIMP。 お店的にも個人的にも期待感満載で迎えたのを思い出します。
初代TIMP、TIMP1.5はクッションもよくフロントも広めの設計、デザインもかなりカッコよく多くの方が履かれたと思います。
僕も何足か履きましたが難点がアッパーとソールの繋ぎ目の弱さでした。
履いたTIMPはいずれも同じ箇所が破れてあの世へ旅立ちました。
それでも多くのファンがいるTIMPはバージョン2.0の期待が高まります。
そして登場したTIMP2は、、、
最早国籍が違う外国人ぐらい別物となって登場しました。
えっ?となってしまうくらいタイトなサイズ感になってしまったのです。
道がまっすぐ大常連の1人も足を入れ込むことも出来ないくらいタイトになり泣き崩れたあの姿は忘れません。
どうしたTIMP!?どうしたALTRA!?
世間のALTRAそしてTIMPユーザーは叫んだことでしょう。
一瞬ALTRAが迷子になったようなこの出来事。
でも僕はネガティブな印象は持ちませんでした。 なぜなら足型というのはそれぞれだからです。
(実際に履いてたTIMP2 こんなにドロドロになるまでお世話になりました)
広いトゥボックス=ALTRAでは無くて、どんな足型でも選択肢があるブランド=ALTRAに変化した瞬間だと感じました。
後に登場するTIMP3もTIMP2を受け継いだタイトな作り。
ALTRAが着地点を決めたのだと確信しました。
そしてTIMP4の登場。 人の確信なんて当てになりません。
ALTRAの着地点もナイアガラの滝でそのまま流れて何処かに行ってしまったのでしょう。
TIMP4は初代TIMPともTIMP2とも違う新たなTIMPに生まれ変わったのです。
TIMP2やTIMP3の尖った特徴とは別に言ってしまえば万人受けするサイズ感となりました。
道がまっすぐの大常連の1人が足が入るようになり、いい意味で泣き崩れたあの姿を忘れません。
そして本題のTIMP5。
もうこれはTIMP4を履いた時に皆で話したことが実現した感じでした。
TIMPもメガグリップにすればいいのに。 結構思った方は多かったのではないでしょうか?
1番のアップデートとなるアウトソールをマックストラックからメガグリップに変更し見事にこの要望に応えてくれました。
気になるサイズ感はTIMP4と変わらない印象ですが足を入れた多くの方がTIMP5の方が少し締まりしっかりしたかなと感じてます。
サイズをアップする必要はないけど細かい当たりや軽い圧迫があるようです。
アッパーの素材は一緒(メッシュのパターンは変わります)なのでシューズ自体の全体的な作りの差がひとつ、そしてシュータンがTIMP5の方が厚くなったこと、シューレースの始まりがTIMP5の位置が高くなっていることなどが干渉しているのかなと思います。
ただTIMP4の要素をあまり変えたくないというメッセージもなんとなく感じます。
ローンピークもそうでしたが、いやいやそれいらないよねという排水口を無くしてくれたのでミッドソール周りの耐久性は間違いなく上がってます。
TIMP5を履いて悪路な武田の杜を走りました。
(1番上の画像はその時のものです)
悪路過ぎてちょっと評価が難しかったですが個人的に履き慣れてる感じを持たせてくれてまったく違和感無く走れました。
ここからTIMP5を皆さんが履き始めどんな印象を持たれるか非常に楽しみです。
道がまっすぐのオンラインストアでも販売中です。
ALTRA / TIMP5
【金額】¥22,000-(税込)
【仕様】
・重量: 277g(Mens US10.5 / 28.5cm)
・ミッドソール:Altra EGO™ MAX
・アウトソール:Vibram® Megagrip
・クッション:HIGH
・スタックハイト:29mm ・アッパー: Quick-Dry Air Mesh
【カラー】ライム
ご購入はこちらからよろしくお願いします。
https://michigamassugu.com/items/65e8585a51afd10d4ab10019