ギアレビュー
【Gear Review】 ALTRA LONEPEAK9+
前から少しずつ話題に上ったLONEPEAK9+。
今回のギアレビューは、そのLONEPEAK9+を実際に履いてみた感想になります。
これまでLONEPEAKを履き続けた方なら大凡感じてたアウトソールの機能性。
正直「ちょっと頼りない」のがLONEPEAKのイメージだったりしました。
もちろん長い年月を掛けたLONEPEAKのアップデートはまったく変わってないわけではありません。
明らかに変わったのはLONEPEAK7からでした。
7のアウトソールは今までにないLONEPEAKの安心感を与えてくれました。
これは文句無しにLONEPEAK8でも継続されアウトソールの効きがネックだったLONEPEAKが確立されたような印象でした。
もうアップデートするところは無いのでは?
そんな思いにもさせてくれるぐらいLONEPEAK8の完成度は素晴らしかったです。
そしてベールが剥がれたLONEPEAK9+の登場です。
そうか、そこに行ったか。と思わせてくれた反面、正直今更感も否めない気持ちも何処かに感じたような気がします。
アウトソールをVibramメガグリップを搭載した9+。
もうアップデートする箇所が無いと思わせてくれていたのでこんな大胆なアップデートは予想外でした。
しかもただ単にアウトソールを変えた訳ではありません。
これは勝手に感じてます。
アウトソールの貼り方が部分的な感じではなく完全にアウトソール全体を1枚で貼り付けてます。
それが何?
何なの?
僕も先程勝手なことを言いました。
今更感は否めないと。
いや、これは違う。
ここに辿り着くまでにいろんな思いと方法があったのに違いないと感じました。
LONEPEAKはALTRAのエースです。
ALTRAはLONEPEAKを愛し、LONEPEAKを愛したユーザーはアップデートするLONEPEAKにひたすら期待感を持ち待ち侘びてきました。
LONEPEAKが愛される理由はそのソフトな履き心地と自然な軽さ、地面を感じさせてくれるほどよいクッショニングにあります。
歴代素材が変わっても不思議とその共通点はブレずにLONEPEAKは進んで来た気がします。
引っくるめれば自由度が高いという言い方も出来ます。
僕が想像してもこのVibramメガグリップを搭載することでこのLONEPEAKの自然な履き心地と自由度が損なわれてしまうのではないかと想像してしまいます。
ALTRAはかなり思い切ったチャレンジに踏み切ったのかもしれません。
Vibramメガグリップを搭載することでまずは重量の問題が上がってきます。
これは先ほども言いましたがアウトソール全体を1枚物で貼り付けてあります。
これは明らかに重量が増してしまいます。
メリットはアウトソールの機能性と耐久性がアップするという部分。
そして履き心地に関してはアウトソールがしっかりした分クッションの感じも硬く感じてしまう可能性があります。
今更と言ってごめんなさい。
このようなリスクを乗り越えないと製品化は本当に難しいですよね。
で、実際にLONEPEAK9+を履いてみたのです。
いくつかの衝撃を感じました。
全体的には完全にLONEPEAKだったのです。
ソフトな履き心地とほどよいクッションはそのままに例のVibramメガグリップを搭載したことでシューズの安定感が格段に上がった印象です。
そして履いて気づいたのですがLONEPEAKの最大のウィークポイントとされてきたつま先のアウトソールの剥がれですがこれに対してもつま先部分の形状を横に広げて明らかに剥がれにくい形にしたのだなと感じました。
LONEPEAK9+は過去のLONEPEAKシリーズのエッセンスを完全には捨てず大胆な部分と細かい部分のアップデートで更に希望の持てるシューズになったのではないか?そう思います。